石垣市新栄公園で7月15日、「オリオンビアフェスト2012 in 石垣」が行われた。今年で30回の節目を迎え、来場客は1万人を超えた。
オリオンビールが地域社会へ還元と交流を目的に毎年開く同イベント。当日は、工場直送の新鮮なビールが格安で販売したほか、屋台が会場を取り巻くように勢ぞろいした。
芝生会場には浴衣を着た若者や家族連れ、観光客などであふれ、来場者は生ビールで喉を潤し、ミュージシャンの生演奏を聴きながら夏の夜を楽しんだ。ゲート付近では成人識別リストバンドコーナーを設け、未成年の飲酒防止を徹底。会場付近は交通規制も敷かれた。
ステージは石垣ケーブルテレビ特番「余興で乾杯!!」の一般参加型余興コンテストで幕を開け、ダンスやカラオケなど、応募者たちはそれぞれ独自のパフォーマンスを披露。地元ゲストとして、クラブメッドGOがダンスやマジックで参加した。
続いて「琉球國祭り太鼓八重山支部」による演舞があり、勇壮な踊りで観客を沸かせた。ライブステージは、全員が沖縄出身アーティストを起用。昨年と同じ顔ぶれで固めた。石垣市在住の仲田かおりさんは、透明感のある歌声でBEGINのカバー曲「パーマ屋ゆんた」を歌った。続いて、イクマあきらさんは、オリオンビールお中元CMソングなどを披露。Manamiさんは「オリオンサザンスター」のCMソングに起用された「ベストフレンド」を伸びやかな声で歌い、観客を魅了した。
最後のスペシャルライブには「ディアマンテス」が登場。「自分もオリオンビールを飲みたいが『飲んだら歌うな』になって歌えなくなる」と悔しがった。そして次々とヒット曲を披露。アンコールは「勝利のうた」で締め、オリオンビールキャンペーンガールや出演者がステージに登壇し、場内は熱気に包まれた。
その後、全員でカウントダウンのあと花火が上がり、真夏の夜にふさわしいフィナーレとなった。この日の司会は、大川豊治さんと山田浩子さんが務めた。
同イベントは、8月4日には宮古島、9月上旬には沖縄市でも開催する。