石垣で「とぅばらーま大会」-県外含む23人が自慢ののどを披露

旧暦8月13日に行われる「とぅばらーま大会」。今年は久しぶりに野外での開催となった。

旧暦8月13日に行われる「とぅばらーま大会」。今年は久しぶりに野外での開催となった。

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 真栄里公園(石垣市真栄里)で9月23日、「石垣市制施行60周年記念 とぅばらーま大会」(石垣市主催)が開催された。

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 同大会は八重山の代表的な民謡「とぅばらーま」のメロディーに歌詞をのせ、唄者たちが旧暦8月13日の名月の下で競い合うもの。作詞の部と歌唱の部があり、作詞の部は事前に審査を終え、最優秀賞には上原順子さん(石垣市大川)が輝いた。当日は歌唱の部の審査が行われ、予選会を通過した23人が自慢ののどを披露した。

 予選会の参加者は49人。年齢は幅広く、最高齢は69歳、最年少は17歳。県外や島外からも参加もあり、兵庫県から参加した塗田康晃さんが予選を通過した。本選参加者は自選の歌詞2句をそれぞれの思いを込めて歌い、東金嶺等さん(石垣市大浜)が最優秀賞に輝いた。審査の合間には作詞の部の表彰式が行われ、歴代チャンピオンにより入賞歌詞が歌われた。

 入賞者は以下の通り。【歌唱の部】最優秀賞=東金嶺等さん、優秀賞=比嘉真優子さん、黒島新さん、努力賞=該当者なし、奨励賞=黒島真希さん。【歌詞の部】最優秀賞=上原順子さん、優秀賞=岡山稔さん、優秀賞=西原洋子さん、佳作=宮良まさみさん。

 新城喜亨審査委員長は「出場者全員が堂々と、それぞれの思いのたけを歌に込められたと思う。会場にもたくさんの方に集まっていただき感謝している」と話し、「県外からの出場も増えているが、かな使いと息継ぎに注意してほしい。10代のとぅばらーまには感心した。これからも期待したい」と講評した。

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