10月28日に開催される「八重山音楽祭」の公開オーディションが10月7日、大川公民館（石垣市大川）で行われた。

　同音楽祭は第1回目の1983年から1995年まで開催され、今回は12年ぶりの開催となる。八重山の若手ミュージシャンにとっては登竜門的なイベントで、石垣島出身の「BEGIN」も音楽祭出場を目指していたという。

　プロ、アマ問わず、演奏曲もオリジナルでもコピーでも構わないというオーディションにはテープによる第1次審査を通過したバンド11組が登場。中学生や高校生バンド、兄弟で構成されたファミリーバンド、3人組の親父バンド、自作の曲をソロで歌う人など、さまざまな音楽家が熱のこもった演奏を披露した。個性的なバンドの連続に観客は拍手を送っていた。また、ゲストとして石垣島出身のバンド「B-SHOP」によるライブもあり、会場を盛り上げた。

　審査の結果、6組のバンドが選ばれ「八重山音楽祭」の出演を決めた。出演を決めたバンドは以下の通り。砂川ブラザース、MYSTIC（ミスティック）、THE OLD MAN BROTHERS（オールドマンブラザーズ）、BLACK ONE NECK（ブラックワンネック）、SQUARE（スクエア）、BOMBA IE（ボンバーイエ）。

　審査は5人の審査員のほかに、観客からランダムに選ばれた15人の投票もあった。審査員の曽我定治さんは「審査の基準は色々あるが、『もっと聴きたい』『もっと出したい』という気持ちで選ばせていただいた。本番も期待している」と話している。