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石垣市で成人式-振り袖や紅型衣装などで新たな門出

「石垣市歌」の合唱で式典の幕開け

「石垣市歌」の合唱で式典の幕開け

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 石垣市の2013年成人式が1月4日に行われ、会場の石垣市民会館(石垣市浜崎町)はスーツや振り袖、紅型(びんがた)衣装に身を包んだ新成人で華やいだ。

アトラクションの部は三高校郷土芸能部OBによる舞踊で幕開け

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 今年、石垣市の新成人は671人(男性346人・女性325人)。式典では20年の歩みを振り返るスライドショーや、いしがき少年少女合唱団との「石垣市歌」合唱で幕開け。中山義隆石垣市長は「皆さんが生まれ育ったのはここ石垣島。いつどこであろうと島の伝統文化や家族のことを忘れることなく、石垣市民としての誇りと大きな夢をもって未来へ羽ばたいてほしい」と激励した。

 続いて、新成人を代表して鹿児島の大学に通う高屋英俊さんと沖縄本島の大学に通う青田蘭さんがあいさつ。高屋さんは「これまで支えてくれた多くの方々には言葉では言い尽くせない感謝の気持ち。今日からは大人としての自覚を持ち、人との絆を大切にしながら歩んでいきたい。生まれ育ったこの美しい島を自分たちの手で守っていきたい」、青田さんは「親元を離れ、これまで当たり前だと思っていた両親のありがたさを身にしみて感じる。これからは私が両親を支える番。感謝の気持ちを忘れず、社会の一員としての自覚を持ち、夢である教師を目指して頑張りたい」とそれぞれ抱負を込めて、周囲への感謝の意を表した。

 式典に続いて新成人らによるアトラクションが行われ、市内三高校郷土芸能部OBによる舞踊「鷲の鳥節」、新成人7人で結成した「我強(ガージュー)」のダンスや石垣市出身のシンガー・ソングライター前花雄介さん、松野智憲さん、前津由喜美さんによるミニライブが行われ、式典を彩った。

 高校を卒業した若者の多くが島外に進学や就職で島を離れる石垣島。式典の前後、成人者らは互いに近況を報告し合うなど、再会を喜び合っていた。

 式典に出席した佐事俊希さんは「将来は心理カウンセラーになりたいので、今は勉学に励みたい」、謝敷真紀さんは「将来の夢はお嫁さん。これからは自分を戒められることができる人になりたい」、西平愛弓さんは「将来は公務員になりたい。未成年だとできなかったことができるようになった。責任感をもっていろいろ挑戦したい」と話していた。

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