介護老人保健施設である「いしがき太陽の里」(石垣市大浜、TEL 0980‐82‐0011)で「太陽の里秋祭り」が10月13日、同施設内交流広場で開催され、施設利用者の家族や多くの市民が訪れた。「地域に開かれ、地域と共に歩む」をテーマに開催された同イベントは今年で13回目。
施設職員による「鷲ぬ鳥節」で幕開け。清掃を担当しているシルバープラザ石垣の職員が「大阪ラプソテー」、同施設利用者と職員が「満州娘」などを披露したほか、今年の「とぅばらーま大会」で最優秀賞を受賞した東金嶺等さんも出演した。
特別ゲストとして、石垣島白保出身の新良幸人さんと高校時代から組んでいたというサンデーさんによるデュオ「新良幸人withサンデー」が登場。新良さんの歌と三味線、サンデーさんの太鼓による息の合った演奏に会場は聴き入る。最後にはカチャーシー(沖縄方言で「乱舞」の意味)で、出演者や観客も一緒になって踊っていた。
イベントの最後には打ち上げ花火が行われ、間近で見る花火の迫力に会場からは大きな歓声が上がった。打ち上げ前には、施設利用者に配慮し首を回すなどの体操も行う場面も。施設内では展示会も行われ、「太陽の里」と身体障害者療護施設「ハーモニー」の入所者・通所者による手工芸作品などが披露された。
同施設の大島常功理事長は「台風15号などで心配された天気にも恵まれ、太陽の里入所の皆さん、ご家族の皆さんにご臨席いただき感謝している。このような祭りを開催できるのも多くの皆さんの支援と理解のおかげ。今後ともかわらずの支援をお願いしたい」とあいさつした。
同施設では新たな多機能施設が11月に完成する予定だという。
介護老人保健施設いしがき太陽の里
石垣市大浜1349‐81
TEL 0980‐82‐0011
身体障害者療護施設ハーモニー
石垣市大浜1349‐79
TEL 0980‐82‐0202