石垣・底地(すくじ)ビーチ(石垣市川平)で3月17日、「日本最南端! 八重山の海開き2013」が開かれ、日本全国に先駆けて夏の訪れが宣言された。
海びらきのメーンイベント、中西圭三さんのライブを楽しむ人たち
「太陽輝く石垣島底地ビーチより、今ここに日本最南端、八重山の海開きを宣言します」と川平小中学校の児童生徒が声高らかに斉唱すると、海を待ちわびた市民や観光客が一斉に海に飛び込んだ。
石垣島は朝方雨に見舞われたものの、午後には25度を超える夏日を記録。八重山ビジターズビューロー会長の中山義隆石垣市長は「八重山諸島は日本最南西端に位置し、海洋性亜熱帯気候に恵まれた豊かな島々から成る。南(ぱい)ぬ島石垣空港も開港し、八重山観光の発展に期待したい」とあいさつした。
当日は、八重山エイサーの「和琉風(とりかじ)」、フラ&タヒチアンダンスの「マカレファちはる&サークル マカプアメリア」が海をバックで演舞したほか、「Tシャツデザインコンテスト表彰式」「第34代ミス八重山発表」「中西圭三ライブ」「子どもエイサー会」「おかえり南ぬ島ダンス」などの多彩なプログラムが行われた。
ビーチサイドでは、砂に宝物を隠した上に青森県八戸市から送られた雪を載せた「ビーチ宝探し」、十数本にまとめられたサトウキビをかついで海を走る「サトウキビ運搬競争」、ジェットスキー、バナナボートなど「マリン体験」などを楽しむ様子が見られた。
市内から参加した人は家族は「水温が温かく、きれいでハブクラゲ対策がされたビーチで泳げてうれしい。4歳の娘はバナナボートを楽しみ、また初めて見る雪にも感動したよう。イベントも盛りだくさんで中西圭三さんのライブが良かった」と満喫した様子。