沖縄県内の伊勢エビ漁が7月1日に解禁され、八重山漁港(石垣市新栄町)では連日、活(い)きの良い伊勢エビが水揚げされている。
伊勢エビ類は、沖縄県漁業調整規則によって産卵期にあたる4月から6月までの3カ月間が禁漁期間に定められており、年間を通して体長18センチ以下の捕獲も禁止。夜間の電灯潜りで漁獲され、水揚げは禁漁期を終えた7月が最も多い。
やや少なめの漁獲量だった昨年と比べ、今年はまずまずのスタート。漁港には市内の料理店関係者らが訪れ新鮮な伊勢エビを買い求めている。
解禁の週は、総水揚げ量が148.1キロ。競り値は1キロ当たり1,300円~2,000円で、平均単価1,868円で取引された。
八重山漁業協同組合市場販売課の担当者は「今年のスタートはいい。これが継続していけば競り値にも反映されるのでは」と、昨年の漁獲量と比べた好調ぶりに安堵(あんど)する。一方で別の担当者は「以前は解禁後の週は190キロ位あったので、やはり減少傾向にあるのでは」とも。