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石垣のカフェで「スウェーデン刺しゅう展」-自閉症の作家による力作32点

カフェ客らが感想をノートにつづったり作品に見入る姿も

カフェ客らが感想をノートにつづったり作品に見入る姿も

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 仲松幸清さんによる「KOSEIスウェーデン刺繍(ししゅう)作品展」が海沿いのカフェ「BONNE CHANCE(ボンヌ・シャンス)」(石垣市新川、TEL 0980-87-7013)で現在、開催されている。

さまざまな色合いで力作ぞろい

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 1970(昭和45)年に東京都世田谷区で生まれ、3歳のころ知的障害を伴う自閉症と診断された仲松さん。埼玉県内の中学に入学後、布地の織り目を針ですくって模様を表すスウェーデン刺しゅうに訓練作業で初めて取り組んだ。2002年に両親の故郷である石垣島に移住し、多機能型事業所「八重山育成園」に入所。しばらく休んでいた刺しゅうを再開し、昨年12月には八重山地区障がい者文化・スポーツ振興会主催の「第1回八重山地区障がい者美術展」において「石垣島トラベルセンター賞」を受賞した。

 カフェ側が以前からなじみ客だった母の芳子さんに呼び掛け、今回の開催にこぎ着けた。仲松さんの個展はこれが初めて。

 カフェの展示スペースではテーブルセンターやタペストリー、ピアノカバーなど32点の作品を展示。美しいグラデーションや斬新な色合いで緻密に表現された作品がカフェに訪れる客を魅了している。

 営業時間は10時30分~18時。月曜・第3日曜定休。入場無料。2月1日まで。

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