石垣市は1月14日、投稿型写真ウェブライブラリー「石垣空想旅行社」の運用を始めた。石垣・八重山諸島の魅力を広く発信するため、ユーザーがサイトに画像を投稿して情報交流を活性化し、多様なユーザー視点で観光資源を発掘するのが目的。
石垣市観光文化課の翁長隼大さんは「石垣島といえば、プロのカメラマンによる『青い空、青い海』のイメージがあるが、曇りや雨の日も多く、等身大の石垣島を紹介、島時間を感じさせる写真で構成したい」と話す。
サイトにはSNS機能も盛り込み、お気に入り機能、お気に入り写真のスライドショー、コメント投稿機能などを備える。
投稿した画像は全て審査を経て公開される。ネット時代の新しい著作権ルール「クリエイティブ・コモンズ」のライセンス形式を採用、著作権を保持したまま作品を自由に流通させることができる。「メニューやちらしに使いたい場合など、2次利用の申し出は石垣市が調整する」という。
投稿を活性化させるため、サイト内でのコンテストを年度内に2回企画しており、優秀作品を市の公式ポスターとして採用するほか、航空券プレゼントも用意する。
同サイトを制作したハブクリエイトの木島洋和さんは「石垣の空気や温度、そして湿度までも感じられる雰囲気のあるサイトを目指したい。通勤電車や自宅でこのサイトを見ることにより石垣を身近に空想していただき、一人でも多く実際に島へ足を運んでもらえれば」と話す。
詳しくはホームページで。