「アーサ入りかまぼこ」が全国品評会水産庁長官賞に

全国蒲鉾品評会で水産庁長官賞を受賞した「アーサ入りかまぼこ」

全国蒲鉾品評会で水産庁長官賞を受賞した「アーサ入りかまぼこ」

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 かまぼこ店「かみやーき小(グア)」(石垣市石垣、TEL 0980‐82‐2347)の「アーサ入りかまぼこ」がこのほど、大阪で行われた第60回全国蒲鉾品評会で水産庁長官賞を受賞した。

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 かみやーき小は過去にも同品評会で「タラシ揚げ」や「ポーポー揚げ」などが入賞しており、今回で5回目の受賞。

 全国蒲鉾品評会は全国かまぼこ連合会が毎年秋に開催し、今年は全国各地から約2,000種類のかまぼこが出品された。現在では「かまぼこ祭り」として定着している。

 受賞した「アーサ入りかまぼこ」は、かまぼこのすり身に海草のアオサ(方言でアーサという)を練りこんだもの。同店の大城文博さんは「アーサは島周辺でとれたものを使用している。食物繊維が豊富でカルシウムやカロチンも多く含んでいるため、肌荒れの解消や便秘の予防などの効果がある」と説明。同商品は10年前から作られており、当初は限定販売していた。「アーサの採取は大体1月~3月後半。自然でできるものなので、台風が来ると全く手に入らないという状態もある。現在は1年間分を何とか確保している」(大城さん)という。アーサの採取量も減ってきているので確保するのには苦労している。

 同店では、「アーサ入りかまぼこ」や「ヨモギ入りまぼこ」「もずく入りまぼこ」のほか、かまぼこの中に赤米が入った「おにぎりかまぼこ」など健康を考えた商品を販売している。

 大城さんは「かまぼこで体の中から健康になれるようにと思って作ったもの。このような賞を頂いたことは島のPRにもなるのでとてもうれしい。昔の人たちが食べていた素材を今の人たちにも食べてもらいたい」とアピールした。

かみやーき小

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