石垣にウッド&ジュエリー「T&A(ティーアンダ) ISHIGAKI」(石垣市大川、TEL 0980-87-0498)がオープンして1カ月半が過ぎた。
「ガザミと記念写真も歓迎」という都築康孝さん(左)と本柳綾さん
店舗面積は6坪。オーナーの都築康孝さんによるチェーンソーアート、オーダーメード家具、インテリア・エクステリア、キッチンツール、ジュエリーデザイナーの本柳綾さんによるジュエリー制作販売、グラフィックデザイナーの中村智子さんによるオリジナルアパレルなど約200点が並ぶ。接客は本柳さんがジュエリー加工の合間に行う。
昨年6月、八重山をモチーフにした創作活動を行う4人組アートユニット「ART4YAEYAMA」を結成し、都築さんのチェーンソーアートを展示する場を設けることになったのが開店のきっかけ。内装の大部分は都築さんが手作りしたが、壁に穴を開ける際に水道管を破裂させてしまい、店内を水浸しにしてしまったという苦い思い出も。
店内に入ると1.8メートルもの巨大なガザミ(タワリガニ)の彫刻が目に付く。沖展賞受賞作品で「仕事の合間に3カ月かけて制作した」と都築さん。70センチのティラノサウルス・レックスや、犬、熊の作品も。
八重山の素材や八重山をモチーフにしたジュエリーは、一つ一つが手作り。「オオゴマダラのピアス」「ハジチのフックペンダント」、サンゴを型取りしシルバーに仕上げた「ブレスレット」などで、価格帯は2,000円~1万5,000円。
ヤラブや琉球松で作ったキッチンツールは、「まな板」(5,800円~)や「ナイフブロック」などを販売する。まな板は地元の飲食店で使われており、「切った時の感触が良く、刃が痛みにくい」と好評という。
「お土産に最適」というハンカチ「石垣島の宝地図」(1,800円)は中村さんの手描き原画を1枚1枚手刷りしたもの。ドイツ産リキュール「イエーガーマイスター」のシカのラベルをパロディー化した「ヒージャー(ヤギ)Tシャツ」(3,250円)は外国人観光客から人気を集める。
「八重山や観光の皆さんに商品を通して八重山の良さ、素材の良さを再確認してもらえれば。ガザミと記念写真をしたり、触ったりするだけでも大歓迎」と都築さん。
営業時間は12時~20時。