石垣で6月12日~14日、「ダイビングフェスタ石垣島2014」が行われ、14日には市内ホテルでガーデンパーティーが行われた。大型連休と夏休みの間の観光客が少なくなる時期の集客を目的に2002年から開催、今年で13回目。主催はダイビングフェスタ石垣島実行委員会。
期間中に希望者にデジタルカメラを無料で貸し出し、参加者は水中写真を応募し、203点の作品でフォトコンテストが行われた。
コンテストの審査員に選ばれたのは、沖縄テレビのスーパーニュースで「海ありんくりん」を担当する水中カメラマンの横井兼典さん。受賞した作品を評価し「写真という素材をどのように料理するか、簡単なのはトリミング」と話し、写真から読み取れる生態を説明した。
「自由部門」「当日賞」「ビギナー部門」「マクロ部門」「マンタ部門」「ネイチャー賞」「オリンパス賞」「アズモア賞」「請福酒造賞」「八重泉酒造賞」「マリンダイビング賞」「ダイバー賞」とさまざまな賞と、景品が用意された。
最も評価の高い「自由部門」の金賞は、サーフダイブを利用した須藤真司さん(石垣市)の「都会の夜景」。横井さんは「ウミウサギガイという貝の外とう膜を夜景に見立てた視点が素晴らしい」と評価、須藤さんは「昨年は佳作だったが、まさかグランプリとはびっくり。ありえない」と興奮して話した。
マクロ部門で銀賞を受賞した大沢匡さん(埼玉県)は「うれしい反面、金賞を取れなかった悔しさもある。精進して来年またチャレンジしたい」。毛藤ゆなさん(神奈川県)は「参加者が一生懸命写真を撮るいい機会だと思う」。高岡やよいさん(奈良県)は「フェスを知らずに来島、運良く参加できてうれしい。参加した皆さんは趣味に一直線でかっこいい」。坂東成敏さん(神奈川県)は、「初めて来島、次回は作品を応募したい」とそれぞれ感想。
パーティーに駆け付けた中山義隆石垣市長は「石垣島は世界に誇る海がある。新空港開港で航空券も安くなった。年に一度と言わず、2回も3回も来島しほしい」。同フェス委員長の川島実さんは「良い写真を撮って石垣島を愛し帰っていただきたい。来年もまた参加してください」と締めくくった。