石垣島出身のロードレース選手、新城幸也さん(29、チームヨーロッパカー所属)が7月5日に開幕する「ツール・ド・フランス 2014」に出場することが決まった。
新城幸也八重山後援会の平田勝男会長と父の貞美さんが7月4日、中山義隆石垣市長に出場の報告を行った。
貞美さんへは6月30日の3時ごろ、「ツール・ド・フランスへの出場が決まりました」とメールで連絡が入ったという。平田会長は「例年より10日ほど連絡が遅く、ひやひやした」とも。
貞美さんは「今年は全日本選手権ロードレースへの出場を控え、同大会に臨む。仕上がりは万全と聞いている。チームエースのトマ・ヴォクレールがマイヨ・ジョーヌを着られるよう支えてほしい」とエールを送りながら、「無事に完走してもらえれば」と気遣う一面も。
平田会長は「同大会への日本人最多出場で、日本中のファンの期待を背負っている。活躍して子どもたちに夢を与えてほしい。休息日の15日、21日にはレースの模様を石垣のファンで振り返りたい」と話す。
報告を受けた中山市長は「また出場できることをうれしく思う。市民を挙げて新城選手の活躍を応援したい」と話し、大会期間中、南ぬ島空港に同選手のパネルを設置することを約束した。
新城選手の同大会への出場は2009、2010、2012、2013年に続く5回目。2010年は最高の84位、昨年は99位。