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石垣で初の地サイダー「パッションサイダー」-川平ファームが開発

初回生産は2400本限定

初回生産は2400本限定

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 石垣の川平ファーム(石垣市川平、TEL 0980-88-2475)が7月23日、「パッションサイダー」(200ミリリットル、324円)の販売を開始した。

1瓶に1個、「黄玉種」を使う

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 同社社長の橋爪雅彦さんは「メーン商品のパッションフルーツ本来の味を生かしたサイダーを、10年ぶりに新商品として開発した。パッションフルーツの爽やかな酸味とすっきりした炭酸を掛け合わせ『地サイダー』として楽しんでもらえたら」と話す。

 同社は以前、敷地内でパッションフルーツを栽培していたが、度重なる台風被害で栽培を断念。現在はフィリピン・ミンダナオ島の50ヘクタールの敷地でオーガニック栽培し、同社で果実を加工する。パッションフルーツ600種のうち、サイダーには「黄玉種」を使う。

 1年前から商品開発を始め、地サイダー業界トップの友舛飲料(佐賀県)と共同開発。果汁10%で香料は使わず、1瓶に1個の果実を使う商品化に、同社でも「今まで200種近いサイダー製造の中でトップクラスの味」と太鼓判を押す。

 初回生産は2400本。同店内や石垣市特産品販売センター本店、空港店で販売する。今月28日まで東京・伊勢丹新宿店本館で開かれている「大沖縄展」で240本の限定販売も。

 「お客さまの反応次第で販路を拡大したい。八重山域内の土産・飲料店、すでに自社製品で流通しているパッションジュースやマンゴージュースと同様に国内ホテルでの採用を目指したい」と橋爪さんは話す。

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