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石垣のホテルで陳建一さん料理ショー、「中華の鉄人」の味に300人が舌鼓

陳氏の手際の良いクッキングを目の前で鑑賞

陳氏の手際の良いクッキングを目の前で鑑賞

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 ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(石垣市真栄里)で10月29日、中華料理人・陳建一さんによる「ライブクッキングショー」が開かれた。

会場ではカメラを構える観客の姿も

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 陳さんは「四川料理の父」といわれる陳建民さんの長男で、90年代に放送されたフジテレビの人気番組「料理の鉄人」に「中華の鉄人」として出演し、一躍脚光を浴びた中華料理人。現在は四川飯店グループのオーナーシェフとして、四川料理の普及や後進の育成に努める。

 同ホテルでは市民への日頃の感謝を込め、島内ではなかなか味わえない本格四川料理を楽しんでもらおうと同イベントを企画。同ホテル総支配人の柳島司さんと阿部剛料理長が以前より陳さんと親交があったことから実現した。

 イベントの冒頭、柳島総支配人が「豆腐などの地元でよく消費されている食材を、普段なかなか召し上がれないメニューで用意している。最後まで楽しんでいただければ」とあいさつ。出席者の中山市長も「30代のころ東京で食べて以来、四川飯店のマーボー豆腐が大好きに。その味が忘れられなくて出張のたびに通っていたが、今日は逆に四川飯店の方から来ていただけて幸せ」と話していた。

 クッキングショーでは、陳さんと阿部料理長が宴会場の特設調理場で「マーボー豆腐」「もろみ豚を使用した黒酢の酢豚」「石垣黒鶏を使用した四川省ピリ辛冷製蒸し鶏」を調理。陳さんの親しみのあるトークを交えた、臨場感あふれるライブクッキングが繰り広げられた。

 市内在住の男性(37)は「陳さんの料理はなかなか味わえないので子どもを預けて夫婦で来た。思った以上に辛いけどとてもおいしい」、同女性(44)は「後から辛みがきて面白い。酢豚も独特の味でおいしかった」、市内で飲食店を営む男性は「久しぶりにしびれた」と、それぞれ感激した様子で話していた。

 イベントでは、仲田かおりさんによるライブや同ホテルグループの宿泊券などを進呈する抽選会も。訪れた約300人の市民らは鉄人の料理に舌鼓を打ちながら、参加者同士で会話やライブを楽しんでいた。

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