石垣の女子高生ブランド「美島商娘（ちゅらしましょうこ）」が11月10日、オリジナル商品「天使のシトラスジンジャーシロップ」を発表した。

ミカンの切り口をパッケージデザインに使用した

　同商品のコンセプトは「シトラス（かんきつ類）とジンジャーが南の島で恋をした。」。美島商娘が天使（仲介役）として爽やかな甘酸っぱいシトラスと、さまざまな効用がうたわれている万能ハーブのジンジャー（ショウガ）を結び付けた。また、豊富な栄養素を含むと話題のユーグレナ（ミドリムシ）も加え、沖縄県内の原料を12品目組み合わせた。

　商品開発には、ハワイアングロット、石垣市中央商店街振興組合が協力。生徒は「サトウキビの絞り汁を使ったらどうか」「ミカンの切り口をパッケージデザインに使用してはどうか」などアイデアなどを出した。

　ソーダ水やお湯で割る飲み物や、ワッフル用シロップ、菓子類につけて食べるなどの利用を想定する。部長の宮良優花さんは「おしゃれな大人の女性に使ってほしい」という。

　9月に行われた八重山の産業まつりでは試作品を多くの人に試食してもらい、商品化にこぎ着けた。今月14日～16日に那覇市で行われる離島フェア2014でも販売する。

　美島商娘は2012年12月に「おいしい島の資源を活用した商品を商い、飽きさせない、娘たちでありたい」とコンセプトの下、八重山商工高校の女子生徒で立ち上げた。今まで「かまぼこ鮮志　ちゅらみぃ」「ゆんたくぅポンドレシリーズ」「ユーグレナBON BON」「ユーグレナ蜂蜜ロールケーキ」「もろみ豚の八重山カレーつけそば」の商品開発を手掛けてきた。

　内容量は120ミリリットルで、価格は1,080円。石垣市特産品販売センター、ハワイアングロットで11月20日より取り扱う。