石垣の平田原(ひらたばる)で1月17日、早くも田植えが始まった。田植えを始めたのは、9ヘクタールの水田を管理する仲新城淳さんで、島内の稲作農家の中でも1、2位を争う超早場米の生産者。
予報では午後の降水確率が低かったため田植えを決行、気温17度の中、田植機に稲をセットした
例年、1月初旬に田植えを開始するが、今年は天候不良が続いていたため「ひつじ年だしのんびりと」と見合わせていた。17日は朝方雨が降ったが、予報では午後の降水確率が低かったため田植えを決行、気温17度の中、田植機に稲をセットした。
「今日は、昨年12月12日に種まきしたコシヒカリを30アールの水田に植えたい」という。今年はコシヒカリのほか、ひとめぼれ、黒米、黄金モチ、赤米などを植え、5月10日~13日頃、5トンほどを稲刈りの予定。例年3期作を行う。
「今まで完全無農薬の米を生産してきたが、今年は半分を90%減農薬で試したい。カロリーの少ないヘルシー米も今後は開発していきたい」と78歳になっても研究心は旺盛。
「昨年は台風が少なく、いい年だった。今年もこれまで以上にいい年になるのるではないか。豊作に期待したい」と仲新城さん。