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石垣島マラソン大会-前日本記録保持者の藤田敦史さんが優勝

朝日を背に受けフルマラソンをスタートする選手たち

朝日を背に受けフルマラソンをスタートする選手たち

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 「第13回石垣島マラソン大会」が1月25日、石垣市中央運動公園(石垣市登野城)を発着点に開催され、フルマラソンに1689人、23キロに1243人、10キロに1791人と過去最多の合計4723人が出走し、4118人が完走した。気温は24度まで上がり、春の陽気に恵まれた。

ファッションモデルの道端ジェシカさんもゲストランナーとして23キロに参加した

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 レースは9時にフルと23キロが、9時30分に10キロがスタートした。スターターはマスコットキャラクターの「ぱいーぐる」と「南の島のゆんた君」が務めた。

 朝日を背に受けスタートした選手は沿道の多くの声援を受け軽やかに走り始めたが、次第に気温が上がると足が重くなり、急きょ設けられたシャワーなどを浴びながら暑さとの戦いとなった。給水所のほかに、各団体が私設のエイドステーションで黒糖やおにぎりなどで選手を励ました。

 フルマラソンは男子優勝が藤田敦史さんで2時間39分25秒だった。前日本記録保持者(2時間06分51秒)で、現在は富士通陸上競技部のコーチを務める藤田さん。ゲストランナーとして招かれ、スタート前には「皆さんと一緒に笑顔でゴールを目指したい。自己ベストを目指して頑張りましょう」と出場選手にあいさつした。

 女子優勝は久保田文さん(竹富町)で3時間9分35秒。2連覇を果たした。石垣市在住では王滝将弘さんが4位、小松由紀子さんが8位だった。

 交流会を兼ねた「石垣牛まつり」も併せて開催され、走り終わったランナーらは屋外バーベキューでビールや石垣牛を堪能。体育館ではさまざまな舞台が用意され、八重山芸能やバンドなどが披露され、選手たちは心地良い時間を過ごした。

 フルマラソンに参加したタレントの西田隆維さん(過去最高記録は2時間8分45秒)は「マラソンの楽しさをまた一つ知ることができた。16キロ過ぎから足に違和感があり歩いたが、石垣島の素晴らしい景色や匂いを感じた」と話す。「エイドステーションでは道に散らばった給水の紙コップなどを拾いながら過ぎ行く選手たちに応援するスタッフの方々の姿を見て、本当に感謝の気持ちを感じた。スタッフの方々に『ありがとう』と感謝を伝えながら走る選手もおり、スピードを求めるマラソンでは得られない人の温かさを感じる大会だった」とも。

 ハーフマラソンに出場した原田和幸さんは「いつもは妻と走るが今年は1人。日差しが強く負けそうになったが、沿道で多くの知り合いが声を掛けてくれた。知らない人からも声を掛けてもらい、まるで人生の縮図のように感じながら感謝して走った。来年はフルマラソンに挑戦したい」と笑顔を見せた。

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