千葉ロッテマリーンズ(以下ロッテ)はキャンプ第2クール3日目の2月8日、練習後に石垣市の児童を対象に少年野球教室を開き、10チーム約180人が参加した。
野球教室は1時間にわたり分刻みで指導。児童たちはメーン球場と室内練習場、ブルペンで、それぞれのポジションの選手に指導を仰いだ。選手にトスを上げてもらって行う打撃練習や、ノックを受ける守備練習、ピッチング練習などを行った。
今江敏晃内野手は児童たちを扇形に集めてバッティングのアドバイスをし、「脇は締めると力が入るが、締めすぎるのも良くない。右打者は左の手首を外側に返して振ると力が入りやすい」と具体的に説明した。
メーン球場で練習を終えた選手と児童たちは、最後に集合してあいさつを交わした。選手を代表して大嶺翔太内野手は「まだキャンプは続くので、ぜひ足を運んで見学に来てください。野球を楽しんでほしい」と呼び掛けた。児童を代表して内間敬太郎君(真喜良小6年)は「教えていただきありがとうございます。良いことを教えてもらったので、今後生かしていきたい」とお礼を述べた。
大嶺翔太内野手に教えてもらった石垣有麻君(石垣小5年)は「低く構え、右足を前に出してキャッチし、ステップして投げると教えてもらった」と実演しながら話した。
今江敏晃内野手に指導を受けた内間圭祐君(八島小6年)は「プロ野球選手に教えてもらってうれしい。コーチと同じように、打つ瞬間に首が動いているとアドバイスをもらった。今後は注意したい」。
根元俊一内野手にトスをしてもらい打撃練習をした具志堅興乃介君(宮良小4年)は「ボールをよく見るように言われた。『センターオーバーのホームランを打つイメージで』と言われ、コツをつかめた」と興奮して話した。
石川歩投手と最後に「グータッチ」を交わした前田盛海斗君(真喜良小5年)は「ボールをたたくようなイメージで投げるようにとアドバイスをもらった。悪いところを直して楽しく野球をできるようにしたい」とそれぞれ感想を話した。