ベビー・子ども用品専門店の「バースデイ八重山店」(石垣市大浜、TEL 0980-88-1755)がオープンして2カ月がたった。
「バースデイ」は衣料品チェーンストア「しまむら」(埼玉県さいたま市)が全国に175店舗展開するベビー・子ども向けの衣料・雑貨店。沖縄県内では4店舗目で、八重山店は離島初出店となる。店舗面積は1100平方メートル。
40年連続で出生率日本一を誇る沖縄県内での同社売り上げは、例年堅調に推移。先に島内に出店したグループ店「ファッションセンターしまむら八重山店」(真栄里)も安定した売り上げを維持していることから同出店が決まり、今後新たな収益を見込むという。
アイテム数は約6万点。子ども服をはじめ、妊婦用のマタニティグッズから児童向けアパレル・生活雑貨を広く取りそろえる。店内には授乳室、おむつ替えコーナー、キッズコーナーを設置。子ども連れでも買い物が楽しめるよう工夫した。
しまむら企画室の担当者は「実用衣料からトレンド商品・雑貨まで、出産前から小学生ぐらいまでのあらゆるシーンに対応できる幅広い商品を提供している。安いだけでなく、店内でお客さまが楽しんで買い物ができるよう工夫を凝らしているので、ぜひ一度売り場に足を運んでほしい」と来店を呼び掛ける。
島内には、同じく子ども服大手の「西松屋」が石垣市真栄里に4月下旬にもオープンする予定。現在、従業員を募集するなど、開店準備を着々と進めている。
市民の間では、大手2社の出店が店舗建設中から大きな話題となっており、「バースデイ」ではオープン初日から多くの市民が詰め掛け、駐車場も満車が続いた。
開店以来、毎月足を運んでいるという30代女性は「子どもが3人いるので服代もばかにならない。これまで島外の安い店でまとめて購入していたが、今は必要になるたびに買いに来られる。便利になりうれしい」と話していた。