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石垣で「和ごころ教室」 友禅染の田口正夫さん招き約50人が体験

半襟に手書き友禅に色づけをしている様子

半襟に手書き友禅に色づけをしている様子

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 染織り工芸サロンとものや(石垣市大川、TEL 0980-82-4364)は5月21日から23日に、京都の友禅染42年、岡山工芸の田口正夫さんを招いて「和ごころ教室」を開催した。参加者は3日間で50人弱。

田口さんを囲んで

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 とものやのオーナー加藤伴子さんは、東京で8年呉服店で修業をし、故郷の石垣島で「とものや」を開店、創業38年になる。和ごころ教室では、田口さんの指導の元に、着物の半襟に手書き友禅を施して、自分の好きな柄、好きな色、デザインなどを体験。この半襟は、後日京都へ持ち帰り、着物と同じ手法で染め上げ、生徒さんの手元に届く。「自分で色付けした半襟が届いたら、どの着物に合わせようか楽しみ」と生徒さん。また、色つけやデザインは緊張感があり、久しぶりに集中して取り組んだものが満足した仕上がりになってうれしいなどの声も。

 「この体験や、着物の話によって多くの方に着物に一歩踏み込んでいただき、着た時には一本背中に筋が入りしゃんとした気持ちになる。特別感がある良き日本文化を大切にしていただきたい」と田口さん。今後も着物の文化、友禅染の体験などを積極的に行っていく予定。

 とものやでは年に6回、皆さんが着物を楽しんでもらえるよう、同様の体験教室やイベントを行っている。7月にも体験教室を予定している。

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