八重山ジュニアヨットクラブ(前田博代表)が6月21日、石垣島から竹富島への遠征航海を行った。
同航海は、「自信と楽しみとスキルアップを図り、自然・仲間・自分と向き合い協力することによりシーマンシップを育むこと」を目的として行われた。
市内の小学1年から中学1年までの7人が参加。全長2メートルほどのオプティミストディンギーヨットにそれぞれ1人が乗り込み、交代しながら石垣港沖から竹富港まで往復航海した。母船からはコーチやサポーター、14人が見守った。
参加した宮川航太くん(大浜中1年)は「沖の方は風が強かったので速く走ることができ気持ちよかった。爽快感と楽しさを感じることができた」。喜納かなんさん(平真小3年)は「午前は風がそんなになくて落ち着いて進めた。これからも練習して、ヨットでいろんなところに行けるようになりたい」。星野蘭さん(石垣小3年)は「不安だったけどみんなで協力して最後まで行けてよかった。船で行くよりも遠く感じたけど楽しかった」と、それぞれ感想を話した。
同クラブの前田代表は「子どもたちに達成感を持たせることも目的の一つ。3カ月の練習成果を実感できた。午前中は南風軽風で戸惑いながらのスタートだったが、徐々に慣れてきて3艇がまとまって竹富港に到着できた。今後もレベルアップを図りながら、遠征航海を継続していきたい」と話す。