夢を託して、新春凧揚げ大会-八重山伝統凧も

石垣小学校3年生による連凧。1年生の頃から作り続けている

石垣小学校3年生による連凧。1年生の頃から作り続けている

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 「平成20年新春凧あげ大会」が1月13日、石垣港新港埋立地(石垣市八島町1)で開催された。主催は石垣市教育委員会主催。

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 同大会は、八重山地方に伝わる伝統的な凧の継承・発展を図るとともに、新春の大空に舞う凧に夢を託し、新年の1日を家族で楽しく過ごしてもらおうと毎年行われているもの。

 種目は伝統凧の部、競技の部があり、参加者の手作り凧が条件。競技の部は、八重山の代表的な伝統凧のピキダーや八角、アヨーの部、凧糸にかけて飛ばし遊ぶ仕掛けのシャクシメーの部で競われた。八重山凧愛好会による骨組みなどを見る出来栄え審査、凧糸計測を受けた後、実際に凧を揚げ、角度を測る仰角審査が行われた。

 また、大浜小学校と石垣小学校3年生は連凧を揚げた。石垣小学校3年生は1年生から作り続けた249枚の凧を親子一緒に協力しながら揚げる姿が見られ、長い連凧が風にのると会場から拍手が起きた。児童たちは「6年生まで作り続ける」と笑顔で話していた。そのほか、「歓迎千葉ロッテマリーンズ」と書かれた凧も目を引いた。

 波平長吉教育長は「今日はあいにくの雨だが、凧揚げをするのには大丈夫な範囲。私の凧と皆さんの凧、どちらが高くあがるか競争しましょう。安全で楽しい凧揚げ大会にしたいと思っているので、よろしくお願いしたい」とあいさつした。

 参加者は空にあがった凧を見上げ、新春の思いを新たにしていた。

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