「八重山そば選手権」の開催期間が、残り1カ月を切った。
「八重山そば」の認知向上と販路拡大を目指して初開催された同選手権。44店舗がエントリーし、「八重山そば部門」と「オリジナル汁そば部門」にそれぞれ30店ずつが出店する。
市民や観光客がエントリー店舗で対象商品を食べて所定の審査用紙で採点。店舗は期間内に300食を提供し、その平均点で競う。審査結果は10月15日に発表される。
より多く店舗を回った人の中から抽選で1人に3万円分の旅行券、10店舗以上を回った人には抽選で八重山そば食事券(2枚組)が進呈される。
開始から1カ月余りで全店制覇した中西彰さんは「ライバルが多かったので頑張って回った。休日は八重山そばに絞って3店を回る日も。竹富島の4店は1回で回りたかったが、あいにく休みの店があり2回に分けることになった。同選手権のおかげで、いろいろなそばの味や店の雰囲気を楽しむことができた。初代覇者になりたい」と話す。
「八重山そば」部門にエントリーした経営者は「同選手権のおかげで初来店客が増えた。『おいしかった』『また来たい』『夜も利用したい』などの言葉をもらえてうれしい。今後も企画してほしい」。両部門にエントリーした経営者は「初来店やそば注文のお客さまが増えた。感想をたくさん書いて審査用紙を投票箱に入れずに帰られたお客さまも。励みになり手応えを感じている」という。
すでに300食の提供が終わった店もあり、中山義隆石垣市長がプライベートで店舗を回る姿も見られている。参加者は月末に向けてガイドブック「八重山そばパスポート」を見ながらラストスパートをかける。
9月30日まで。