「八重山マリンレジャー事業協同組合」は10月31日と11月14日、沖縄県サンゴ礁保全活動支援事業の一環として海中清掃を行い、八重山のサンゴを守るための活動を行う。
今回で5回目を迎える同清掃活動。マンタが生息する石垣島周辺と八重山海域は多種多様の生物が見られ、世界でも有数の美しい海域と言われている。同活動は、海の清掃をすることで美しい環境を維持することを目的としている。併せて、全国から清掃に参加するダイバーに海の現状や捨てられたり流されたりしたゴミの現状を知ってもらい、自然環境維持に向けての意識を持ってもらうことも目指す。
清掃当日は、8時30分に集合しオリエンテーションを受けた後、9時から乗船して移動。9時30分より清掃作業を行い11時に完了する。昼食後にポイントを移動し、ファンダイブを行って帰港。14時30分よりゴミ分別を行う。
31日は17時30分より、石垣港離島ターミナル「とぅもーるネットセンター」を会場に「ワッター自慢の美らサンゴフェスティバル」を開催。琉球大学理学部講師の中村崇さんによる基調講演「サンゴ礁生態系に迫る危機と、その解決に向けて」を行う。
同日18時30分からは、同組合の板橋雅樹理事長がコーディネーターを務め、水中写真家の中村宏治さんを招いてパネルディスカッション「ゴミがサンゴ礁におよぼす影響について~八重山のサンゴ礁を守るためにできること~」を行う。
同組合の内多健さんは「海の清掃にはマンパワーが必要。一人一人の清掃作業が海をよみがえらせる。一緒に石垣の海をきれいにしませんか」と呼び掛ける。