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石垣で生産研究される「ユーグレナ」 ジェット燃料実用化を推進

「国産バイオジェット・ディーゼル燃料の実用化計画」の発表会見の様子

「国産バイオジェット・ディーゼル燃料の実用化計画」の発表会見の様子

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 石垣市内に生産技術研究所を持つユーグレナは12月1日、横浜市、千代田化工建設、伊藤忠エネクス、いすゞ自動車社、全日本空輸と連携し、2020年を目指して国産バイオジェット・ディーゼル燃料の実用化計画を推進すると発表した。

横浜に建設される「バイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント」(イメージパース)

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 同社では、2010年5月よりバイオジェット燃料の可能性を検討し、2014年6月より、いすゞ自動車と共にバイオディーゼル燃料の研究開発を開始。2015年6月にはバイオ燃料製造技術の一つであるバイオ燃料アイソコンバージョンプロセス技術に関するライセンス契約およびエンジニアリング契約を米国のChevron Lummus Global & Applied Research Associatesとの間で締結し、バイオジェット・ディーゼル燃料製造の実現を推進してきた。

 背景には、経済産業省、国土交通省などを中心に「2020 年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けたバイオジェット燃料の導入までの道筋検討委員会」が設立されるなど2020年に向けてジェット燃料をはじめとする燃料のバイオ化への推進が行われていることがある。

 具体的には、2018年の稼働を目指した日本初のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントを横浜市の京浜臨海部に建設する予定。同社の出雲充社長は「2020年の国産バイオジェット・ディーゼル燃料の実用化を目指し、国産バイオ燃料計画をスタートさせた。革新的な技術で世界に貢献していきたい」と話す。

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