石垣島で日本最南端の市民マラソン-過去最多1,936人が参加

「ほほえみの鐘」の音ともに走り出す参加者たち

「ほほえみの鐘」の音ともに走り出す参加者たち

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 日本最南端の市民マラソン「石垣島マラソン」が1月27日、石垣市中央公園陸上競技場(石垣市登野城)を発着場所として開催された。

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 1987年に第1回大会が行われた同マラソン大会は、今回が22回目。2003年から石垣市に企画・運営が移行、名称が「八重山マラソン」から「石垣島マラソン」へ変更になったほか、ハーフマラソンと10キロが加わり3種目となった。今回はフルマラソンとハーフのコースが大幅に変更。これまでは同公園の正面入口がスタートとなり新川、名蔵方面へ向かっていたが、今回は同公園の南側道路からスタートし宮良・白保方面へ向かうコースになった。

 雨で時折強風も吹くような天気の中、過去最多の1,936人が出場した。オープニングセレモニーでは大浜長照市長があいさつ。スターターは世界平和の鐘の会沖縄県支部の平田哲三さんが務め、移動設置された「ほほえみの鐘」の音を合図にスタートした。沿道では、雨の中傘を差しながら応援する市民の姿が多く見られ、子どもたちもかっぱを着ながら大きな声援を送った。

 フルでは、八重山高等学校と姉妹校の岩手県立盛岡第四高校の体育教諭・千葉信彦さんが男子で初出場ながら2時間30分で優勝。女子は、小田有希子さんが去年の記録を6分ほど縮め3時間4分44秒で2連覇となった。千葉さんは「氷点下の場所から来たので、今日の雨はちょうどいいシャワーだった。レース的にはきつかったが、応援していただいたので良い成績を残さないといけないと思った」と話す。小田さんは「去年の石垣島マラソンで初めてマラソンに挑戦したが、軽く考えていた。そのほかにもマラソン大会に出場したが、いろいろと失敗をしてきた。ちゃんと走りたいと思っていたので、今日は最後まで走れてよかった」と笑顔で振り返った。

 そのほかハーフ男子では、大阪府の山根文雄さんが優勝し3連覇を成し遂げた。女子では初出場の青木瑛子さんが大会新記録で優勝。10キロ男子は、八重山高等学校陸上部の真栄田義央さんが去年のリベンジを果たし初優勝。女子では初出場の入高島みゆきさんが初優勝を飾った。

 優勝タイムは以下の通り。フルマラソン男子=千葉信彦さん(2時間30分)、フルマラソン女子=小田有希子さん(3時間4分44秒)、ハーフマラソン男子=山根文雄さん(1時間16分43秒)、ハーフマラソン女子=青木瑛子さん(1時間31分31秒)、10キロ男子=真栄田義央さん(34分56秒)、10キロ女子=入高島みゆきさん(39分13秒)。

石垣島マラソン

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