石垣で2月4日、春季キャンプを行っている千葉ロッテマリーンズ(以下ロッテ)の5選手が児童養護施設「ならさ」(石垣市新川)を訪問し、子どもたちと触れ合いのひと時を楽しんだ。
訪問したのは井口資仁内野手、岡田幸文外野手、清田育宏外野手、大嶺祐太投手、大嶺翔太内野手の5人。
同球団は毎年、同施設を訪問しており清田外野手は今年で4回目。「毎年大きくなっていく子どもたちに会えるのが楽しみ」と話す。この日は、子どもたち13人がロッテのユニホームに着替え、到着した選手たちに手作りの首飾りをプレゼントした。
交流会では、バッドの素振りで始まり、選手のスピードと音に子どもたちから歓声が。雨のため室内でのキャッチボールも行った。
子どもたちから質問コーナーもあり、「足が一番速い人は誰ですか」の問いには、岡田選手が真っ先に手を挙げ「俺だ俺だ」とアピール。大嶺祐太投手は母校の八重山商工を受験する生徒に「中三の今の時期に勉強をしなかったので後悔している。今は外国人選手との英会話に苦労している。英語をしっかり勉強してほしい」と激励した。
選手たちとの交流を楽しんだ後、女子生徒が「楽しい時間をありがとうございます。ロッテの皆さんが来てくださると一年が始まる気がします。これからも応援していきます」とお礼を述べ、今月11日に誕生日を迎えるという清田外野手にサプライズのバースデイソングを皆で歌った。
最後に選手も「キャンプをぜひ見に来てください。来たら気軽に声を掛けてほしい」と呼び掛けた。田盛広三施設長は「選手の皆さんの来所は、子どもたちに夢と希望と感動を与えてくれる。今シーズンも頑張っていただきたい」と話す。