沖縄県石垣市で、ホタルが瞬くシーズンが到来した。毎年3月前半から6月中旬までヤエヤマボタルによる光のイルミネーションが見られる。今年は早くも多くのホタルが観測され、地元の人や観光客を喜ばせている。
石垣島と西表島にのみ生息する「ヤエヤマボタル」。体長は約5~6ミリで、よく知られる「ゲンジボタル」の3分の1ほど。日没後30分ほど観察できる。条件が良ければホタルが作り出す幻想的な光景が見られ、人々を感動させている。
撮影したのはフォトグラファーの下岸稔さん。「自然の美しさを次世代へ伝えたい、残したいという思いでシャッターを切り続けている。この美しさは、ヤエヤマボタルから『自然を大切に』というメッセージだと思う。これからも撮り続けていきたい」と意欲を見せる。