石垣に4月8日、南欧料理とワインを提供する「海バルるすた」(石垣市美崎町、TEL 0980-87-6290)がオープンした。場所は730交差点の大和ビル1階。
店内はスペインBar(バル)風の造りで、店舗面積は20坪。席数はカウンター9席、テーブル2席、テラス4席。
オーナーの大澤佑輔さん(39)は18歳でフランス料理の道に入り、23歳にソムリエ資格を取得。妻の順子(ゆきこ)さんと大阪で深夜営業のレストランバーを営んでいたが、何回か訪れた石垣島の魅力に引かれて2014年6月に移住。同10月、宮良に「WINESHOP&島サンド るすた」を開き、「海バルるすた」は2店舗目となる。
コンセプトの「朝からワインを気軽に楽しんでもらう」に合わせて、料理はワインに合うことを第一に考え、小皿で少量のものを多く用意している。お薦めは本場スペイン産の「ハモンイベリコ生ハム」(50グラム、780円)、地元の長命草を使ったエスカルゴバター焼き(580円)、自家製ピクルス(380円)、石垣まぐろモツのトマト煮込み(580円)など。A4ランク石垣牛のスジ肉で作ったカレーを、タロイモを練り込んだ生地で包んだカレーパン(300円)はテークアウトにも対応する。
オリーブオイルや生ハムは大阪の専門商社からスペイン産を空輸している。島の食材も積極的に取り入れ、マンゴーやパイナップルのスムージー(550円)も人気という。
ドリンクは、ワインをメインとして豊富に用意。グラスワイン(300円~)は常時9種類以上を取りそろえ、併設しているワインショップで購入したボトルを1,500円で持ち込むこともできる。たる生アップルスパークのドライ生シールド(500円)は石垣島初という。
大澤さんは「島のワイン文化を高めることに貢献するのが夢。そのために洋酒卸売りの認可も取得した。島の飲食店ごとに、そのお店に合ったワインを提案していきたい」と抱負を語る。
営業時間は10時~22時、火曜定休。