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石垣でシンポ「沖縄に国立博物館を!」 「八重山は島全体がミュージアム」も

八重山は島全体がミュージアムのパンフレット

八重山は島全体がミュージアムのパンフレット

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 沖縄の島嶼(とうしょ)環境を生かしたネットワーク型の自然史博物館のあり方について考えるシンポジウム「沖縄に国立博物館を!」が7月17日、石垣市民会館で開催される。

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 世界に誇れる自然が残されている沖縄の生物多様性と自然の懐の深さを研究し、世界にアピールするための拠点として「国立自然史博物館」の設立を目指す同シンポジウム。過去2回のシンポジウムを通して、沖縄に設立する国立自然史博物館の概要について論議し、プランの前提となる博物館像を描いてきた。

 第3回となる今回は、沖縄の中でも自然の豊かさが際立っている八重山の地で、島々を有機的に結び付けたネットワーク型の自然史博物館のあり方を模索する。第1部(12時30分~14時05分)では、「島嶼(とうしょ)からの視点で沖縄に造るべき次世代型国立博物館について」と題して、花城良廣さん(沖縄美ら島財団・理事長)、伊澤雅子さん(琉球大学理学部・教授)、渡辺信さん(琉球大学熱帯生物圏研究センター・准教授)、細将貴さん(京都大学白眉センター・助教)、菅浩伸さん(九州大学大学院比較社会文化研究院・教授)が語り合う。

 第2部(14時10分~15時10分)は、西田睦さん(琉球大学・理事・副学長)をモデレーターに、中瀬勲さん(兵庫県立人と自然の博物館・館長)、島村賢正さん(アンパルの自然を守る会)、中山義隆 石垣市長、花城良廣さん(沖縄美ら島財団・理事長)、岸本健雄さん(お茶の水女子大学・客員教授)、林良博さん(国立科学博物館・館長)、謝名堂聡さん(沖縄県環境部・参事)が登壇してパネルディスカッションを行う。

 併せて、石垣市、竹富町、与那国町、PROJECT.yの主催で「沖縄に国立自然史博物館をつくろう!・小中高校生研究発表会」(9時30分~12時)が行われ、小中高校生の研究発表と、ポスター展示への質疑応答、奨励賞授与が行われる。

 シンポジウム終了後は、八重山への国立自然史博物館の誘致に向けた推進委員会による「八重山は島全体がミュージアム」(15時30分~17時)を開催。養老孟司さん(東京大学名誉教授)、池田清彦さん(生物学者)、山田吉彦さん(東海大学海洋学部教授)を招いて、「沖縄の自然、八重山の自然、そして自然史博物館の重要性」をテーマにトークセッションを行う。

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