星野リゾートが運営する「星のや竹富島」(竹富町竹富)で島時間の中でリセットするためのプラン「ぐっすりにーぶい滞在」の内容が固まり準備が始まった。
「離島での豊かな眠りを手に入れる」をコンセプトにして開発が進んでいた同プラン。竹富島では、波のリズム「1/fゆらぎ効果」をより多く感じることができ、夜の暗さは副交感神経を優位にして眠りに誘うなど、睡眠に良いとされている環境がそろっている。
竹富島を含む八重山諸島では「クワンソウ」を「にーぶい草」と呼び、琉球王朝時代から高級薬草として親しまれてきた。「にーぶい」とは方言で「眠り」を意味する言葉。沖縄では昔から睡眠導入やリラックスに効果があるといわれ、その効果が実証されているという。
同プランでは、にーぶい草の収穫の時期であるためスタッフと共に命草園で収穫体験をい、収穫した命草は栄養たっぷりのブランチとして利用される「にーぶい草のお昼寝ブランチ」。海に足をつけ波のゆらぎを感じたり、部屋に設えたハンモックでの昼寝など「1/fゆらぎ効果」ほ満喫する「まどろみのハンモック」。体調や気分にあわせてオイルを調合し、スパでのオイルトリートメントや、部屋ではルームフレグランスに使用する「オリジナルオイル調合」などがプログラムされている。
同ホテルの杉山真実さんは、「夏の疲れも出てくる秋向けのプランとしてほぼプログラムが完成した。沖縄の伝統野菜でもある『にーぶい草』は竹富島でも古くから眠りに良いとされていた聞く。しっかりと島時間の中でリセットし、島に伝わる薬草文化も楽しんでいただければ」と話す。