「石垣島ホテルククル(cucule)」(石垣市美崎町8)は、姉妹施設として10月9日、「ゲストハウスちゅらククル石垣島」(石垣市新川23、TEL0980-87-6028)をグランドオープンする。
「新しい発想によるゲストハウス」をコンセプトにした同ホテル。「ちゅらくくる」とは、沖縄の言葉で、「美しい心」の意味。石垣の自然に魅せられて世界中から訪れる人々や、島に暮らす人々は誰もが「ちゅらくくる」を持っているとのブランドストーリーで展開する。
石垣の伝統素材と新素材とを組み合わせ、客室・家具・歓談スペースを全てハンドメイドで造りあげている。素材の持つ香りと素材感を活かした宿泊空間は、今までにないホテル空間を作り出している。どのような地域や場所でも建築可能な工法と短期間で宿泊施設を作り上げるというプロジェクトが評価されて開業前から「グッドデザイン賞(2016)」を受賞した。
温かみのある木材を基調にしたオープンスペースには、1000冊もの漫画をそろえるコミックライブラリーや、ゆんたく(団らん)スペースが設置され、地元アーティストによる展示や体験教室、音楽イベントなども定期開催される。
客室は、個室タイプ(定員1人=3.8平方メートル)×26室、BOXタイプ(定員1人=3.平方メートル)×16室、グループタイプ(定員4人=12.6平方メートル)×2室で合計44室・最大収容人員は50人となる。
同ホテルを運営するタイム・アロー八重山・執行役員兼支配人の中川和紀さんは、「今までにない新感覚のホテルが完成した。『ちゅらククル(美しい心)』でゲストを迎え、石垣島のここでしか体感できないゲストハウスに育んでいきたい」と抱負を言葉にする。