「2016 ジャパンカップサイクルロードレース(2016JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE)」が10月23日、宇都宮市森林公園を会場にして1周10,3キロメートの周回コースを14周するコースで開催され、ダヴィデ・ヴィッレッラ(キャノンデール・ドラパック=イタリア)が優勝した。石垣出身の新城幸也(ランプレ・メリダ)は日本人最高位の9位でゴールし、アジア最優秀選手賞を受賞した。
25回記念大会ということもあり盛り上がりを見せた同ロードレース。前日(22日)のクリテリウムには過去最高の5万人、23日のロードレースには8万5000人。合わせて13万5000人の過去最高観客数となった。
新城幸也は序盤、脚を使わず集団後方に位置し徐々に順位を上げる動き。後半になるとランプレチーム全体が追送集団先頭付近に位置取り、レース展開を把握しながらの絶好の位置で走行したが、早い周回から逃げていたダヴィデ・ヴィレッラ(キャノンデール・ドラパック)とクリストファー・ユール・イエンセン(オリカ・バイクエクスチェンジ)を捕まえきれずに、日本人最高位の9位でフィニッシュ。アジア最優秀選手賞を獲得した。
レース後の記者会見で新城幸也は「チームとしてはマヌエーレ・モーリが4位、個人としては日本人最高位に入ることができた。チームとしての動きは悪くなかった。残り3周でチームとして動き出し、スプリントする予定だったが、登りで迷って残念な順位になった」とレースを振り返った。