石垣島のアマチュアロックバンド「BLACK RAIN」が主催するライブイベント「BLACK FEST 2016」が11月26日、石垣島のライブハウス「bar Bb」(石垣市美崎町)で開催された。
同級生バンドで大人のロックを歌う池田真作さん(左から二人目)
オープニングアクトとして登場したのは、シンガー・ソングライターの池田真作さん率いる「41(フォーティーワン)」。丙午年生まれの同級生が生年祝いで集まったときに結成したバンド。THE MODSのカバーバンドとして、ボーカルとベースの池田真作さんとギターの砂川秀人さんを軸に、ドラムに新城英彦さんを加えた3ピースバンドとして活動してきた。
この日は同フェスのために、キーボードの西島本聡さんとサクソホンの村上潔さんが加わり、バンドにボリュームを持たせた。同フェスのドレスコード「何か黒いものを身に着ける」に合わせて、バンドメンバーは黒いオリジナルTシャツを着て臨んだ。
「41として、ブラックフェスのオープニングアクトとして、素晴らしいステージができたと思う。YASU兄のためにも頑張った」と、ステージに満足していた池田さん。
イギリスのロックバンド「BLACK SABBATH」をはじめとする1970年代~80年代の洋楽ハードロック・ヘヴィメタルをカバーする「BLACK RAIN」がメインアクトとして登場すると、会場中が沸き上がった。中でも、ギターのMASAさんは、「ドレスコードのブラックに合わせた」として全身を黒く塗り登場して、会場中の人を驚かせた。もう一人のギターは初参加となったKUNIさん、ベースはKENさん、ドラムはNORIさん。ボーカルはYASUさんが務めた。
YASUさんは「熱い一日になった。サポートしてくれた41とbar Bbとスタッフに感謝。来ていただいたお客さんに本当に感謝」と、達成感があったという。
50代女性は「石垣島で、まさかこんな素晴らしい演奏が聴けるとは思わなかった」と興奮した様子だった。
ライブハウスのオーナー金岡チカヲさんは「伝説の一日になった。ハードロック・ヘヴィメタルのライブイベントに約120人の老若男女が集まってくれたことに驚いた。この大人たちがぶつけるエネルギーを若い人にも見てもらいたいし感じて欲しいと、演者たちも思っていただろうし、それが達成できたのではないか。バンドとライブハウスが一体となってフェスをつくるという伝説になったと思う。そういう場を今後も提供していきたい」と意気込みを話した。