日本将棋連盟八重山支部が主催する「年末将棋オープン大会」が12月4日、大川公民館で開催された。
会場は将棋ファンが多く集まり、試合が始まると真剣なまなざしで駒を進め、熱気にあふれた試合風景となった。
有段者で競われるA部門は、予選ブロックから勝ち上がった4人によるトーナメント制で行われ、1位=石垣長武さん、2位=岩川十百億さん、3位=大江みちるさん(大本小6年)が入賞した。
「多少の自信がある」参加者(初段~5級程度想定)で競われたB部門はリーグ戦で行われ、2位は同率2人のため決定戦が行われた。1位=梶幸夫さん(5勝1敗)、2位=當銘征三郎さん(4勝2敗・川原小5年)、3位=新城拓勇さん(4勝2敗)。
「将棋はそこそこ指せるし自信も少しある」人が対象のC部門は、1位=石井幹人さん(5勝1敗)、2位=宮井理央さん(4勝2敗・海星小3年)、3位=西村琉羽さん(3勝3敗・大浜中1年)となった。
「初心者・初級者だが将棋が好き」な7級程度が参加したD部門は7勝1敗が2人のため決定戦を実施。1位=石垣暖菜さん(7勝1敗・八島小3年)、2位=喜納正直さん(7勝1敗・平真小2年)、3位=岸本しんじろうさん=6勝2敗・平真小1年)が入賞した。
D級で優勝者した石垣さんは「1年生から大会に出てきた。初めての優勝なのでうれしかった」と喜ぶ。同支部・支部長の井手悌二さんは「園児から還暦まで総勢36人の参加は八重山の将棋大会で過去最多。将棋の映画やアニメなどのブームに乗ってさらなる底辺拡大に努めていきたい」と意欲を見せる。