「第8回サンシン大合奏会」が3月4日、石垣市立八島小学校体育館(石垣市八島町)で開催された。
同イベントは、沖縄の伝統楽器・三線(さんしん)にかけたサンシンの日に、愛好家らで結成する実行委員会で毎年行われているもの。今年で8回目を迎え、「弾き鳴らしょうら ばがー島ぬ肝心」をテーマとしている。
開会式で、同実行委員会委員長の知念清吉さんは「八重山にはすばらしい歌と三線がある。時代とともに発展し、芸能文化も盛んになり、今では海外までに広がっている。これからもますます盛んになり発展していくことを願う」とあいさつ。石垣文化協会会長の高嶺方祐さんは「2001年から石垣市民総合文化祭の一環として開催し、今年で8回目を迎えた。今回は琉球古典音楽も加え、参加者も増えている。お互いの文化に誇りをもって、これからも発展できれば」と話した。
会場には八重山古典音楽安室流保存会、八重山古典音楽安室流協和会、八重山古典音楽大浜用能流保存会、八重山古典民謡保存会、琉球芸能部会の会員を中心に、各研究所の笛、筝、太鼓のメンバー、飛び入りの観光客を含めた一般市民ら総勢約300人が参加した。
代表的な八重山民謡「赤馬節」「鷲ぬ鳥節」「かぎやで風節」などの全体合奏をはじめ、各流派の演奏など19曲が披露された。訪れた観客は八重山の三線と歌に聞き入っていた。