イベント「日本一早い夏!最南端 八重山の海びらき2008」が3月23日、黒島の宮里海岸で開催された。主催は石垣市、竹富町、与那国町などの団体で構成される八重山ビジターズビューロー(YVB)。
海開きは、日本最南端に位置する八重山諸島から日本で一番早い夏の訪れを日本全国にアピールするとともに、本年の海の安全祈願をすることを目的に毎年開催されている。
当日はあいにくの雨模様。3人の神司によって海開き祈願が行われ、海の安全を祈願した。主催であるYVB会長の大浜長照市長は「全国的に牛の島で知られている黒島屈指の海岸で海開きを開催することになった。有利な観光状況を生かして、自然とともに生きていく八重山観光を目指していきたい」とあいさつした。
黒島小中学校の児童生徒6人が「太陽の光輝く八重山・黒島より、今ここに日本全国・世界にむけて海開きを宣言します」と海開き宣言を行った後、関係者によるテープカットが行われた。同時に爆竹がなり響き、初泳ぎと海上収穫祭がスタート。子ども達や観光客の参加者たちが一斉に海へと駆け出した。海上収穫祭では、浮かんでいるりんごやみかん、タマネギ、バナナなどの果物や野菜などを参加者たちが収穫した。参加者には初泳ぎ記念のカードが贈られた。元気よく海開き宣言をした迎桃香さんは「何度も練習をしたので、きちんとできて良かった。初泳ぎにも参加したけれど、思ったより寒くなかった」と笑顔で話した。
会場では黒島子ども会や黒島婦人会による郷土芸能が披露され、宝さがしやビーチ綱取りなどのイベントも行われたほか、黒島出身の島仲久さんのミニライブなどで盛り上がった。
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