切手趣味週間にちなんだ「ミニ切手展」が4月21日~24日、八重山郵便局・平真郵便局・大浜郵便局・白保郵便局の4カ所で開催された。
切手趣味週間は、切手が持つ「美しさ」や「芸術性」などの文化的価値を広く認識してもらうという狙いと切手収集の趣味の普及を図るため、1947年に制定された「切手趣味の週間」を始まりとするもの。現在は郵政記念日である4月20日を含む1週間を切手趣味週間としており、毎年記念切手を発行している。今年は4月18日~24日。
同展では、西表島在住の平田一雄さんが持っているコレクションの一部を紹介。匂いのする切手や穴のあいた切手など世界の珍しい切手やドル表記で書かれた沖縄の切手、ジェームス・ディーンの人物切手などを展示。沖縄復帰の際に住民の所持しているドルを日本円に交換するための確認書の印紙として使用された切手や、沖縄戦で米軍が投降を呼びかけるためにまかれた「生命を助けるビラ」などのほか、立体的に見える絵はがき、音の出る乗車券などもあり、訪れた人は熱心に見入っていた。
同局担当者は「平田さんのコレクションのごく一部を展示させていただいた。これを機会に切手に関心をもっていただき、手紙を書いてもらえたら」と話している。