石垣港新港埋立地(石垣市八島町1)で6月24日、「石垣市制60周年記念2007石垣島凧揚げ交流会」が開催された。
「石垣島の凧文化の伝承・発展と青少年の毛健全育成を図ること」(同実行委員会)を目的に、各地の凧愛好家を迎えての交流会は今年で7回目。島外15都道府県から40人以上の凧愛好家が集まり、今年はアメリカからも2人が参加した。
各地の伝統凧が一斉に舞う同イベント。今回は面積1,000平方メートル、畳600枚分という大きさの世界一の凧「メガムーン」が見られると、会場には多くの市民や親子連れが集まった。
「メガムーン」を所有する「日本の凧の会」の茂出木雅章会長は「メガムーンをあげるには風が弱くても強すぎてもダメ。前日のテストで凧が破損したが徹夜で直した」と話した。
本番では約20人の愛好家たちが力を合わせ、2回目で見事大凧揚げに成功した。数分間の凧揚げだったが、その姿に会場からは大きな歓声と拍手が起こった。
そのほか、田原凧保存会による「田原けんか凧」や凧糸にかけて飛ばし遊ぶ仕掛け「シャクシメー」を使った「シャクシメー早送り競技」などが行われたほか、凧づくりコーナーもあり、子どもたちは自分の凧を揚げるために会場内を走り回っていた。