郡内の87ショップが所属する八重山ダイビング協会のイベント「2008 Diving Festa 石垣島」が6月12日から開催されている。13日にはスペシャリストセミナーが離島ターミナル内にあるとぅもーるネットセンターいしがき(石垣市美崎町)で行われた。
セミナーでは環境省の「環(わ)のくらし応援団」オフィシャルメンバーでもある「琉球サンゴくん」が講師を務めた。琉球サンゴくんは「美南の海 さんごのふる里100年後」と題してスライドを使いながら講演し、サンゴ礁が無くなってしまったらどうなるのか、サンゴ礁をこれからも残していくためにどうしたいいのかなどについて話した。
「今できること」として、「サンゴ礁に関心を持つ」「八重山の海がどうなっているのか調べる」「ヤバそうな現状をチェックする」「みんなでルールをつくる」「みんなで行動する」の5項目を挙げたほか、例として水中や水面での注意点、節電・節水など宿での注意事項を促すブリーフィングメッセージや、観光客との協働作業、サンゴ礁の観察やビーチクリーンアップなどを通して子どもたちに知ってもらうことなどを紹介した。
琉球サンゴくんは「海の中の変化にいち早く気付けるのがダイバーの皆さん。大切なのは、自然保護は自分の手で行うということ。いいことは続け、悪いことは続けない。成功談も失敗談もみんなでよく話し合いましょう」と呼びかけた。「起こってから元に戻すには時間もお金もかかる。起こる前に予防をしていきましょう。皆さんと一緒に頑張りたい」とも。
セミナーの後には、琉球サンゴくんが参加者からの質問に答える場面もあった。当日の模様はインターネットでもライブ配信された。