石垣で防災気象講演会-「忘災」としないために

多くの参加者が訪れた石垣市防災気象講演会

多くの参加者が訪れた石垣市防災気象講演会

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 「平成20年度石垣市防災気象講演会~防災は自助・共助・公助~」が6月27日、八重山支庁大会議室(石垣市真栄里)で開催された。主催は石垣市、八重山支庁、石垣島地方気象台。

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 同講演会は防災知識の普及と地域防災力の向上に寄与することを目的に1998年から行われており、今年で11回目。

 講師は沖縄県防災危機管理課の當山彰副参事、沖縄気象台の上地清市地震火山課長、石垣島地方気象台亀川博薫次長の3人。「沖縄県の防災対策~自然災害の被害を誰が防ぐか~」(當山副参事)、「地震・津波に備えて」(上地課長)、「台風・高潮に備えて」(亀川次長)と題し、それぞれ防災や地震・台風の対策についての講演を行った。

 當山副参事は防災の心構えについて、「自然災害は必ず発生するもの。来ないから大丈夫ではなく、来たらどうしようと考えて対策する。まずは自分が被害に遭わないようにし、被害に遭っても減災する。防災をしっかりと考え、『忘災』には決してしないでほしい」と述べた。

 緊急地震速報と津波速報・注意報についてや同速報を受けた場合の心得を説明したのは上地課長。「緊急地震速報、津波速報・注意報が発表されたら、速やかに避難してほしい。正しい知識が防災力となる」と強く訴えた。

 亀川次長は台風・高潮の仕組みや対策について説明。「確かで新しい情報を入手することが大事。台風が来る前に非常用品の準備、雨戸などの台風対策を行い、台風が近づいたら川・海・傾斜地など危険な場所には近づかないこと」と話し、台風や高潮での被害を写真で紹介した。

また会場では、台風での災害の様子を紹介する写真を熱心に眺める参加者の姿も見られた。

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