五穀の稔りに感謝し来夏世(くなつゆ)の豊穣を祈願する「豊年祭」が各地で始まり、大浜公民館の豊年祭が7月4日・5日、崎原公園(石垣市大浜)を中心に行われた。大浜では4日に各御嶽で「オンプール」が、5日に崎原道路で「ムラプール」が、それぞれ行われた。
ムラプールはカースンヤー願いから幕開けし、旗頭おこし、イルク太鼓や弥勒奉納、ユーニーガイが行われた。ユーニーガイでは神司が東の浜に向かい、来夏世の豊穣を祈願して「アガリ節」を歌った。
開会式では、同祭実行委員長で大浜公民館館長の大島正光さんが「大浜は農業が古くから盛んに行われてきた。今後も伝統文化芸能を継承発展させたいと思う。字民相互の協働による安全、安心で住んでみたい大浜村基本構想を構築していきた」とあいさつした。
その後、旗頭を先頭に入子太鼓、弥勒舞、婦人会や幼稚園、小学校、中学校による余興が行われた。旗頭の舞では、大浜をはじめ、青年会、小・中学校、東京大浜郷友会などの8本の旗頭が登場。迫力ある舞は、訪れた地元住民や観光客をわかせた。
お伴をつれて登場した弥勒神砂浜での豊年祭、爬竜船競漕や弥勒を奉納-黒島の豊年祭(石垣経済新聞)石垣白保で豊年祭-恒例「稲の一生」パフォーマンスに会場沸く(石垣経済新聞)八重山最大の伝統行事「四ヵ字豊年祭」-観光客も参加して開催(石垣経済新聞)