沖縄県産業振興公社と琉球銀行による「IT活用セミナー」が9月5日、石垣市健康福祉センター視聴覚室(石垣市登野城)で開かれる。
同セミナーは、経済産業省・中小企業庁の新規事業「地域力連携拠点事業」の一環として行われるもの。全国316カ所ある地域力連携拠点が日本の強みであるつながりを強化することで、経営力の向上や事業承継、中小企業が直面する課題に対して支援を行う。沖縄県内には9カ所あり、同公社は事業承継支援センターも併設している。
当日は税理士でITコーディネーターの金城一也さんが「IT活用の現状と課題」をテーマに基調講演をが行い、簡単にできるIT利活用の方法と効用を紹介する。IT活用事業例紹介では、ゆいまーる沖縄代表取締役専務の鈴木修司さんが、実際にITを活用して成果を挙げている企業を紹介する。
同公社の担当者は「今回のセミナーで、ITを導入・活用することはさまざまなメリットがあることに気付いてほしい。セミナーは無料なので、多くの方に参加してもらい、知っていただけたら」と参加を呼びかけている。
参加対象は中小企業の経営者、経営幹部など。参加無料。定員は50人。那覇市・沖縄市でも行う。「今後も事業転化や事業承継、農商工連携といったセミナーを宮古・石垣などで行う予定」(担当者)だという。