「世界平和の鐘の会沖縄県支部設立20周年記念 2008ピースコンサートin石垣」が9月20日、新栄公園特設ステージ・平和の鐘鐘楼で開催される。
同コンサートは、世界平和の鐘の会沖縄県支部設立20周年記念事業の一環。平和推進活動の意義と目的を市民に周知し、石垣島から世界へ向けて平和の心を発信することが目的。世界平和の鐘は、1954年に戦争の悲惨さ、核廃絶、平和の尊さを訴えて、当時の国連加盟国56カ国のコイン・メダルを銅と合金して鋳造した鐘をニューヨーク国連本部に寄贈したのが由来。同支部は1988年11月に結成され、翌12月には世界各国から関係者が出席して、新栄公園で世界平和の鐘の落成式が行われた。
当日は、いしがき児童合唱団、石垣第二中学校吹奏楽・マーチングバンド部、高校生ロックバンド・SQUARE(スクェアー)、コーラスあかようら、とぅばらーまチャンピオンの東金嶺等さん・金城弘美さん、石垣市出身の声楽家・国吉なおみさんが出演する。入場無料。
また平和の鐘を囲むように、島内の小・中学校や企業などさまざまな団体がつくった5万羽近くの折鶴も展示される。
併せて、石垣市民の平和への思いを表現した「ピースメッセージ」の募集も行う。メッセージは自由形式で、文字だけでなく絵や漫画、音楽、映像、オブジェなど平和への思いを表現したものであれば構わない。応募作品は、審査を行わず、ピースコンサートや20周年記念DVDなどで紹介する予定。
同実行委員会副実行委員長の加藤伴子さんは「20周年という節目を迎え、平和の鐘の意義などを伝えたいということでコンサートを行うことにした。市民の数だけの折鶴を平和の鐘の周囲に飾るため、学校や企業などに制作をお願いしたら快く引き受けてくれた。ぜひ家庭でも折っていただき、より多くの折鶴が飾れたら」と話している。
ピースコンサート及びピースメッセージなどに関する問い合わせは、2008ピースコンサート実行委員会事務局(石垣市役所総務部広報広聴課(TEL 0980‐82‐1234)まで。