「こころの健康づくりトーク2008 in八重山」が11月16日、ホテル日航八重山(石垣市大川)で開催される。主催は沖縄県保険医療福祉事業団。
講演会は2部構成。第1部では俳優の竹脇無我さんが「生きててよかった~8年間の闘病生活を通して~」と題して、自身の「うつ病」克服体験談を語る。竹脇さんは1960年に松竹映画「しかも我等は行く」でデビュー。49歳ごろからうつ病を患い、自殺の衝動を酒で抑えるなどしていたが悪化、入院を余儀なくされた。その8年間の闘病生活を記した「凄絶な生還 うつ病になってよかった」を出版。現在はドラマや舞台などで活躍するほか、各地で講演を行っている。
第2部のトークショー「ゆっくり休んで、いいんだよ」では、竹脇さんと琉球大学医学部附属病院精神科医師の田中治さんが心の健康づくりについてトークを繰り広げる。田中さんは琉球大学で精神科の助手を務め、「うつ」や「精神病」などの治療と研究を進めながら、県内外のさまざまな講演やシンポジウムに参加している。
開場は13時30分、開演は14時。入場無料。主催者側では市民多数の来場を呼びかけている。