手作りのハム・ソーセージ工房「石垣島ハム・ソーセージ 十五番地」(石垣市新栄町、TEL 0980‐87‐8686)が11月28日、いずみスーパーの向かいにオープンした。
店舗面積は約8坪。店内はホワイトとブラウンを基調として落ち着いた雰囲気で、赤い車のディスプレーが目を引く。同店代表の平野啓文さんと妻・園美さんは「外からでも車が見えるので、車を売っているんですかと店に入ってくる人もいる」と笑う。店名は同店が新栄町15番地にあることから名付けられた。「日本で一番南のハム・ソーセージ工房だと思いますよ」と平野さん夫妻。
同店では、石垣島育ちの醪(もろみ)豚や八重山でとれる素材にこだわりながら、ハム・ソーセージを作っている。「もろみ豚は養豚場にお願いし、こちらに供給してもらえるよう頭数を増やしてもらった」と説明。調味料にもこだわり、「石垣の塩」や西表島の砂糖など地元のものを使用している。
商品は、もろみ豚の味を引き立たせる荒びきソーセージ(450円)、石垣島産の「島胡椒(ピパーツ)」を練り込んだピパーツソーセージ(525円)、長命草を練り込んだ島ハーブソーセージ(480円)、石垣島産の唐辛子を練り込んだ島唐辛子ソーセージ(525円)などがある。ほかにも、パストラミポークハム(100グラム=380円)や糸巻きロースハム(100グラム=420円)、沖縄県産の鶏肉を使ったスモークチキン(100グラム=198円)、手羽先チキン(380円)などがあり、それらを詰め合わせたギフトセット(2,000円~)も用意する。
啓文さんは「ソーセージの皮は輸入に頼っているが、それ以外は島のもの。石垣島にはハム、ソーセージを作る主体的なものがそろっている。まずお客さんには調理しやすいソーセージを食べてほしい。沖縄では豚肉をよく食べるので、食べやすいと思う」と話し、「将来的には商品も増やしていきたいし、こういったものを通じて食育もしていければ」と意気込みをみせる。
営業時間は10時~19時。不定休。