石垣市中央運動公園野球場整備事業の安全祈願祭が8月10日、現地で行われた。総事業費は10億3,000万円(国庫補助50%)。7月から土木工事を行い、9月から着工する。
新野球場の規模は両翼99.5メートル、センター122メートルで総収容人員は8,000人。これまで30年間使われ、今年2月に解体された市営球場よりも一回り大きくなる。外野フェンスに衝撃吸収ラバーを設置したり、野球場外周には防球ネット(内野約30メートル、外野10~20メートル)を張るなどして安全対策を講じる。またメーンスタンド(いす席)、内野スタンド、外野スタンド(芝生)、トイレなどにはスロープや手すりを整備してバリアフリーとし、高齢者や幼児、障がい者にも利用しやすいよう設計されている。
安全祈願祭では、施主の大浜市長、設計者代表、施工者代表の3人でくわ入れを行った。大浜市長は「30年間この場所にあった球場は、プロも使用できる球場に生まれ変わる。ロッテキャンプに間に合うよう、立派な球場ができることを願っている」とあいさつ。施工者代表の荻建設・荻堂盛輝社長は「子どもたちに夢を与える球場を作ることは業者冥利(みょうり)に尽きる。工程管理、安全管理を徹底し、素晴らしい球場を作りたい」誓った。
完成は、来年1月末を予定している。