石垣市は7月26日、市がプロデュースする「つんだみブランド」(つんだみとは三線を調弦するときに用いられる八重山の方言)の第1号商品として、「赤のティラミス」を8月18日に発売すると発表した。
同商品は昨年10月より展開している内閣府の離島地域資源活用・産業育成事業の一環である「石垣島パパイア絶品デザートプロジェクト」の一つ。プロジェクトではパパイアを使用したデザートを一般公募し、選ばれたメニューをもとに市職員と料理人、デザイナーなどが協力しビジネスモデルを構築。島内の企業とライセンス契約を結び事業展開を開始する。
同商品はパパイアを使用したティラミスタイプのデザートで、「赤い」のが特徴。同市が特許取得した技術で栽培され、無農薬で糖度12以上などの条件をクリアした「石垣島パパイヤ」を使用している。パパイアの果肉入りゼリー、マスカルポーネチーズ、白いコーヒーゼリーが層になっており、スポンジの代わりに島とうふを使うなどヘルシーさもアピールしている。
価格は2個入り1セットで880円。1日限定250セットを石垣空港内の同商品特設ブースのみで販売する。
同市の農政経済課では「フィリピン産などとは違い、石垣産パパイアは赤い。ティラミスは本来コーヒーを使用しているため茶色のイメージが強いが、そこへ『赤』をもってくることで興味を引きたい」と説明。「観光客向けの土産品として限定販売にこだわり、ブランド力をあげていきたい」と意気込む。大浜長照市長は「パパイアは健康食品だが、今までこのような商品はなかったので期待をしている。市民の考えからできたものなので興味を持って頂きたい」と話していた。
同ブランドはシリーズ化を目指し、年度内にさらに別の商品の発表を予定している。
TsunDAMI 赤のティラミス石垣市パパイヤ研究所(8月中旬より公開予定)