自衛隊沖縄地方協力本部による体験搭乗が7月28日、石垣空港で行われ、親子連れなど40人が参加した。
体験搭乗は防災の観点から定期的に実施されている。今回は災害対応などで実績のある回転翼航空機(CH-47J)を使用。石垣空港を出発後、東海岸沿いを伊原間まで北上したあと旋回し、川平湾と名蔵湾を経由するルートで20分ほどのフライトを行った。
同本部石垣出張所の吉松敬介所長は「地元の方に自衛隊の活動を理解して頂くことも目的の一つ。この企画をきっかけに若い人たちにも自衛隊に興味を持って頂きたい」と話し、隊員の募集についてもPRした。
初めて搭乗したという砥板芳行さんは「思ったより安定していて中も広かった。空から見た石垣島はきれいだったが、北部の西海岸に赤土の流出が見られたのが残念だった」と感想を話した。参加者は窓から見える景色に石垣島の美しさを再認識していた。